モンテカルロスのメモ

日々雑感の記録。

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システムトレードに向く銘柄はあるか?

土屋先生メモ


人間には誰しも向き不向きがある。 私もトム・クルーズの代役で映画に出るとか、ちあきなおみの代わりにディナーショーで歌うとかはできるが(多分)、それでも朝青龍関と相撲をとるとか、新幹線より早く走るとかはできない。

しかし、私も子供の頃は科学忍者隊に入って、太陽輝く地球を守る覚悟であった。
だから、トレードシステムを検証するにあたっても、様々な可能性を求めて、ありとあらゆる資産クラス、銘柄を検証した。
その結果、わかったことだが、システムトレードには適した銘柄と適していない銘柄とが歴然として存在する。
端的に言うと、株式の個別銘柄は、ルールを決めたシステムトレードにはむかない。
ここで私はいいかげんなことを言っているのではない。
もし、何かの拍子に個別銘柄に関するシステムトレードの話をよそで聞いたら、それは単なる冗談だから真に受けないほうが良い。

なぜ、個別銘柄はシステムトレードに向かないのか? それはプロファイルが時間と共に変化するからだ。
これは商品先物と比較すると分かりやすいだろう。 商品先物は時間と共に変化したりしない。 取引する対象が99.99%の純度の金と決まっていれば、それは10年前でも現在でも、そして10年後でも変化しない。 だから、その価格変化を決定する要素を考察するにあたり、考えなければいけないのは外的な要因だけである。 だが、個別株はそうではない。 10年前のソニーと現在のソニーとは同じではない。 10年前の日産と現在の日産とは同じではない。 つまり個別株においては、売買する対象そのものが変化してしまうのだ。 もちろん、ある銘柄に対して、「#〇$д★?」というルールでトレードすれば非常に儲かるということを検証で見つけることはできる。 だが、それはただそれだけのことだ。 それは単なるカーブフィッティングか、よくて一時的なアノマリーである。 特殊なファンダメンタル状況に依拠したアノマリーは、それを支えている外的条件が変化してしまえば、掌の上の雪のようにあっけなく消えてしまうものなのだ。

だから、個別株そのものの時系列データのみに基づいてトレードシステムを構築することは何の意味もない。 検証してルールを作成した期間と、実際にトレードする期間では銘柄の内容が変わってしまっているからだ。 例えて言うならば、小豆のデータで作成したルールで、原油を売買するようなものだ。 トレードし始めたとたんに破綻するに決まっている。 繰り返すが、システムトレードをするのなら、絶対に売買対象は時間と共に変化しないものを選ばなくてはならない。 個別株のデータに基づく、カーブフィットされたトレードシステムは、まるで近所のリーチ麻雀屋の1ゲーム無料券のように魅力的なものだ。しかも麻雀屋では時々専属の女流プロ(?)が相手をしてくれたりするのだ。 だが、決してこれに惑わされてはいけない。

たまにしか会わない親戚のおじさんは、子供の成長に鈍感だ。 それでも会えば「大きくなったなぁ!」とは言うものの、成人した人間に、10年以上前の子供の頃の服を買ってきて着せようとしたり、以前好きだったヤクルトを飲ませようとしたりはしないだろう。 個別株でシステムトレードをしようということはそれほど間抜けなことなのだ。

では、個別銘柄は絶対にシステムトレードはできないのか? 実はそうではない。 私のもっとも得意なシステムトレードの一つは個別銘柄のトレーであった。 それは上記の論旨と矛盾するではないかというクレームが殺到するだろう。 そうではない。 個別銘柄でもある処理をすればシステムトレードは十分可能なのだ。 それについては次項で...
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  1. 2012/02/10(金) 21:53:14|
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